ロープ高所作業特別教育
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ロープ高所作業特別教育が新たに義務づけられました。
高所で作業を行う場合には、墜落による労働者の危険を防止するため、高さ2メートル以上の場所では作業床の設置を義務づけています。(安衛則第518条第1項)
しかし、作業床の設置が困難なところでは例外的にロープで身体を保持する「ロープ高所作業」を用いざるを得ない場合もあります。
過去には、ビルの外装清掃やのり面保護工事などで行われるロープ高所作業で、身体を保持するロープの結び目がほどけたり、ロープが切れたりすることなどよって墜落する労働災害が発生しています。ロープ高所作業における過去6年の死亡者数は24人の多きにのぼります
このため、今般、労働安全衛生規則を改正し、「ロープ高所作業」を行う場合、ライフライン設置、作業計画の策定、特別教育の実施などが新たに義務づけられました。
ロープ高所作業とは
高さが2メートル以上の箇所であつて作業床を設けることが困難なところにおいて、昇降器具を用いて、労働者が当該昇降器具により身体を保持しつつ行う作業(四十度未満の斜面における作業を除く。) (安衛則第539条の2より)
ロープ高所作業特別教育の内容
ロープ高所作業特別教育は学科4時間、実技3時間の計7時間の教育です。
教育科目 | 内 容 | 時 間 | |
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学 科 教 育 |
1 ロープ高所作業に関する知識 | ロープ高所作業の方法 | 1時間 |
2 メインロープ等に関する知識 | ・メインロープ等の種類、構造、強度、取扱い方法 ・メインロープ等の点検と整備の方法 |
1時間 | |
3 労働災害の防止に関する知識 | ・墜落による労働災害の防止のための措置 ・安全帯、保護帽の使用方法と保守点検の方法 |
1時間 | |
4 法令関係 | 法、令、安衛則内の関係条項 | 1時間 | |
実 技 教 育 |
1 ロープ高所作業の方法 墜落による労働災害防止のための措置 安全帯と保護帽の取扱い |
・ロープ高所作業の方法 ・墜落による労働災害の防止のための措置 ・安全帯と保護帽の取り扱い |
2時間 |
2 メインロープ等の点検 | メインロープ等の点検と整備の方法 | 1時間 |